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────…宿 非常階段
リプト
「なんでありますか、リーダー!」
しん
「面談しようかなって
リプト。君はバカって言われて極端に落ち込んでたようだけど。なんで?」
リプト
「それは…その通りだからですぞ」
しん
「その通り」
リプト
「私は頭の回転も遅いし、すぐ物事を忘れるし、大した知識もないのであります。昔から、これでたくさん…その、あ、あはは!なんでもないですな!」
しん
「リプト」
リプト
「…り、リーダー」
しん
「僕は君の信頼したリーダーなんだろう?」
リプト
「その通りですぞ!」
しん
「なら、信じて。僕は君に向き合いたいと思ってる。あとは君が僕に向き合ってくれれば、深い話が出来るんだけどな」
リプト
「むむ…
…お恥ずかしい話ですが。私は知恵遅れだっていじめられてたのですな」
しん
「酷い話だ!」
リプト
「そうなのです、酷い話なのです!だって知恵遅れじゃないですから!
でも、事実として知恵遅れみたいなのです。私はなにも出来ない人間なのであります。でも!私はそれでも、なにかを成し遂げたいのです!」
しん
「つまり君は、見返すために入ったと」
リプト
「まさかそんなこと!違いますぞ!
志望理由は先日言った通りです!私はみんなの役に立ちたいのです!このパーティーのために、尽力したいのでありますよ!」
しん
「ほほう…
リプト。かっこいいね!」
リプト
「か、かっこいい?
…かっこいいでありますか!そうでありますか!私はかっこいいんですな!」///
てれ
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