-2-「ギルド とは」

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───… 受付 「登録は完了致しました。こちら、あなたの情報を記録したギルド承認生体ディスクです」 しん 「はー。透明なCDみたい」 受付 「あなたの成長に応じて、あなたの技能をサポートしたり、あるいは脳の自制により眠らされている能力、通称『ワード』を解放する機能があります。取り扱い注意です」 しん 「そうっすね」 受付 「そしてこちら、あなたの身分を証明するギルド公認カードとなっております。こちらは再発行が可能ですが、生体ディスクを紛失した場合、再度こちらの冒険者ギルドスポナ支部へ赴いていただきまして、プリコグの預言を受け直す必要があります」 しん 「はいな …ジョブ、"レイナード"。なんですこれ、想像しにくいっすけど」 受付 「レイナードは、話術で敵を倒す非常に珍しいタイプのジョブです。専用武器は拡声器となります。こちら、ギルド貸与の拡声器です」 しん 「ぶ、武器なのこれ?」 受付 「それと…あなたには言うべきでしょうね W枠ほどのジョブレベルになると、最終的には非常に強くなれるものの、レベルアップには多大な努力が要されます。最初の方は特に大変かもしれません。初心者向きではないのですが…これもプリコグの宣告です、ご了承ください」 しん 「ひどーい!」 受付 「ま、まぁ、あなたはワードを使わずとも、その口先で上手く生きていけると思いますよ。たぶん」 しん 「ぐぬぬ、そう褒められると強く言えない」 受付 「さて、事務的な作業は終わります ようこそ、冒険者ギルドへ!こちらではパーティーを組むことが出来ます。気の合う冒険者を見つけて、冒険者ギルドへ寄せられる多くのクエストをクリアすることで、国や人類の貢献にもなりますし、お金にもなる。よいことですね」 しん 「よいよい。お金って響きがすき」 受付 「それでは、良い冒険者ライフを!」 しん 「わーい」
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