第1章

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「だめ……です。 も、 これ以上―――」 見下ろす顔に切羽詰った色が浮かぶ。 「いい、 から―――来い」 見上げてくる潤んだ瞳は、 この先に待ち受けている快楽を知っている。 「でも―――だっ……て、 周防さんは、 明日、 仕事で……」 己を呑み込んでいる部分をきゅ、 と締めつけられて。 ん、 と睦月が言葉を途切らせた。 「いいと……言ってる」 背中を滑り落ちた周防の腕が、 睦月の腰を抱く。 引き寄せられて深くなった結合に、 二人ともが唇を噛んだ。 「睦月……」 甘く囁いて頭が仰け反る。 睦月の目の前に、 白い喉が曝された。 「―――っ」 その誘惑に耐え切れず、 睦月が喉元に唇を落とす。
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