入団

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入団

「みうー!今日は泊まっていいってー!」 私はみうとだいの仲良しで、いつもみうとゆうと一緒に遊んでいた。 ゆうは、私の唯一の同級生の真摯君と、友達の友一くんに告白されたりするほどもてた。 突然、龍と虎太が、サッカーをしたいというので、町にあったサッカークラブの入団体験をした。 弟はサッカークラブに入りたいらしく、私も嫌々ながらサッカークラブに入団した。 そこで仲良くなった人はたくさんいた。 でも、一応遠慮してて、凌駕のことを君づけで呼んだりしていた。 練習に入って1ヶ月程たった頃。箕山 亜衣ちゃんという女の子が入ってきて、すぐに仲良くなった。 携帯で夜も亜衣ちゃんと凌駕とメールしたりして、楽しく生活できた。 ある日。 私たちがいつも通りサッカーの練習に行くと、凌駕が集合をかけた。 私たちはいつも通り並び、コーチたちに挨拶をするとランニングに入った。 私はいつも後ろのほうにいるので、他の人と少々会話しても怒られない。隣と右後ろにいた、良夜と修也に話しかけられた。 「さらー、お前好きな人とかいんの?」 「いないよー。好きって感じたこともない」 「だとよー、修也!」 「ん?そうなんだ。お前の事だから凌駕のこと好きなんかと思ったんじゃけどな。」 と、二人は好き勝手に物を言っている。 「自分が凌駕君のこと好きとかないない。 自分あーゆーキャラきらいなんだよね。カッコつけっつーか、ナルシストってゆーか。」 私たちが談笑していると監督に怒られ、渋々黙ってからランニングを続けた。
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