昼過ぎ

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夜、風呂から上がり、髪を乾かしていると、 ピンポーン……。 もう夜の11時になろうとしている。 こんな時間に訪ねてくる人はいないはずだ。 ドアの前まで忍び足で行き、覗き穴から外を見てみると、黒い服の女がミシンを持って立っている。 ドアチェーンをかけたまま、おそるおそるドアを開ける。 「……はい?」 「あ……あの、あたし昼間に助けてもらった、カラ…」 私は、ドアを閉めて鍵をかけた。 まったく、どこから個人情報が漏れるのだろう?。 私は、スマホと、ノートパソコンを開き、登録しているサイトなどの、すべてのパスワードを変更した。 情報化社会……怖い時代である。
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