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「何してんだよリナ。大丈夫か?」
「だ、大丈夫じゃありません。
命を狙われているなんて、そんな…。
ナカダ氏、絶対に死なないでくださいぃ」
困ったように笑いながらナカダ氏は言う。
「こればかりはなあ、
勝手に狙われちまってるし。
いま一番心配なのはリナが巻き添えを
食わなければいいなってことで。
本音を言うと、兄貴が跡目を継いでから
ゆっくりとお前を落とすつもりだった。
でも、しょうがないよ。
こんなに惚れちまったのは計算外で。
いま、手に入れないと他の男のモンに
なっちまうんだろ?
それはきっと耐えられないからなあ。
まあ、逆に考えると、
俺が成田家の婿養子になって、
完全に跡目争いから抜ければ、
お前を守ることにもなるんだし」
ようやく話がひと段落した頃、
スイートルームに到着。
ベルボーイにチップを渡して、
笑顔で室内に入った途端、
「え?ええええッ?!」
「ああ、もう我慢の限界だってッ!!」
ドアを閉めた途端、
その場でタイツもろとも下着を脱がされ。
恐ろしいほどの素早さでナカダ氏も
ベルトを外し、下半身丸出し状態に。
「さあ、第一ラウンド開始するぞ」
そう言って彼は、下唇をペロリと舐めた。
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