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由紀とともに教室を出ようとしたときに、二人の女生徒とすれ違う。
イト「あれ~お二人さん慌ててどーったのー?」
蜜代「………」
舞「あー…ちょっとねー。」
由紀「行方不明の人たちの捜索にいくの!!」
由紀は迷わずにばらした。
本当はダメなことだという自覚がないことと、人数を増やそうという魂胆なのだろう。
イト「おやーダメですよーユキっちーはー!
先生に怒られても知りませんよー!!」
「南雲 イト(なぐも いと)」
明るく活発なクラスのムードメーカー!
そして、その隣にいるのは
「八王子 蜜代(はちおうじ みつよ)」
無口で、無表情だが、かなりの美人で、成績も優秀なクラスの隠れアイドル。
蜜代は友達がいる感じがしないが、イトはそんな蜜代の側にいる。不思議な感じだが、知らないところでの縁や絆があるのだろうと推測している。
蜜代「……忠告しておく。」
無口の蜜代が突然言葉を発した。
蜜代「…この件は危険よ。首をつっこまない方がいい。
あなたたち自身のためにも……」
私たちを心配してくれての忠告だろう…。
だが、まるで当事者のように語る彼女に、多少の違和感を感じた。
由紀「大丈夫大丈夫!赤信号みんなで渡れば怖くないって!!」
イト「ここはミッチーに賛同だな。危ないのは確定じゃよ!」
由紀「二人とも心配しすぎぃ!危なくなったら逃げるから!!
いこー舞!」
舞「う、うん。」
心配する二人を横目に玄関へと向かう。
蜜代「………」
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