Seven Colors

③

「怖いか？……これで終わりじゃないぞ」

彼が言った通り、何度も何度も痛く苦しい思いをした。
少女は理解した。
自分はこの痛みを受ける役割なんだと。

だが、ある日それが無くなった。

BLUEが終わらせたのだ。
それはとても怖い光景だった。眺めている自分の目に真っ赤な血が広がっていた。

10歳の少女には耐えれない悲惨な状況である。それを泣きながら見ていることしか出来なかった。

少女は一瞬で感じた。この男が支配者であることを……