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優留がそう揶揄いながら再びベッドに寝そべると亨がすぐに身を寄せてきたので、上掛けを引き寄せて亨と自分の身体にかぶせる。
「だって他のはアルコール度数高かったから。でも美味しかったよ。さっぱり味のカクテルみたいで」
一日のうちにチューリッヒに戻ることは不可能だったので、サブロン地区の高級ホテルに部屋を取った。夜中近くにホテルへ戻ってから二人で存分に愛し合って、今はすでに夜中の二時半を回っている。だがチェックアウトは正午だから、今からでも十分睡眠は取れる…
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