第1話 ヒロの失恋について

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「矢代さん…お久しぶりです」  広紀の声を聞いて亨もようやく、少しほっとしたように『付き添い』の背後から姿を現した。満面の笑みを浮かべていそいそと玄関へ出てきた広紀はしかし、ここで見知らぬ男がもう一人いることに気がついた。 「あの、彼は?」
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