第1話 ヒロの失恋について

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「初めまして。矢代広紀さんですね。突然お邪魔して申し訳ありません。亨に付き添ってきました。神崎優留(すぐる)といいます」  礼儀正しく、そつのない仕草で優留は会釈し挨拶した。  もしかして。  優留を一目見て広紀はすぐに思い当たった。  思わず自分の表情が凍りつくのを感じる。
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