第4話 広紀と鋼太郎の一番長かった夜について

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「君はどうして…そんなことが聞けるんだ」 「そ…それは…」  鋼太郎と何かあったことは…優留が広紀の電話の内容で何となく悟ったことと、亨からの報告で知っていたことだ。直接は何も聞いていない。  普段は穏やかな広紀だが、それだけに彼が怒るとどう出てくるのか予測がつかず、優留はスマホを手に固まった。 「明らかにルール違反だと思う。俺との約束、覚えてるよな」  くだらないこと言ったら、罰ゲーム、という約束。こういったケースにも適用されるらしい…。
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