第1話 ヒロの失恋について

20/162
前へ
/1520ページ
次へ
「趣味悪…」 「あの、何か?」  苦々しげに呟く鋼太郎の様子を伺いながら亨が恐る恐る尋ねた。どうやらこの男が場を仕切っているらしい。注意した方が良さそうだ。 「別に」  素っ気なく、鋼太郎は一言返した。 「ヒロが意味わかんないのはいつものことよ。せっかく見た目はアレなのにねえ」  
/1520ページ

最初のコメントを投稿しよう!

787人が本棚に入れています
本棚に追加