アイ君
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その日、アイ君が死んだ。 僕には確かにそう見えた。 全身が焼けただれ、僕は人間は熱で溶けるんだなと、この時初めて思った。 アイ君は僕らが毎日通っている校舎、三階中央トイレで爆死した。 駆け付けた僕が目にしたアイ君は、ドロドロに溶けていて、それでも口をパクパクさせながら何事かを呟いていたんだ。 『――ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ、ゴメンナサイ――』
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