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第三話 魔法解放!!
何のタメにもならなかった入学式は終わり、俺達はしばらくお世話になるクラスへ案内された。
くふふ、刻一刻と近づくぜ……。
この俺様が魔法を使う時が!
なんたって、転生する前に購入したユニーク魔法が手に入る権利をゲットしたんだからな!
きっとこの俺にふさわしい魔法になるはず!!
くぅぅぅっ! 楽しみすぎる!
とりあえず適当に座っていいって事だったので、俺は後ろの方に座った。
前に座ってもよかったけど、何となく後ろの方がよかった気分なんだよねぇ。
すると、隣に誰かが座ってきた。
ちょっと視線を向けてみると、金髪の女の子だ。
髪はウェーブがかかったふわふわ系なんだけど、ちょっとそばかすが付いている。
だが、それがいい!
可愛いけどちょっと隙がある、そういうのは俺、大好き!
こりゃ幸先良いスタートじゃね!?
こういった出会いは、まずは先手必勝!
俺から声を掛けるのさ!
「よっ、俺はハル・ウィードだ。よろしくな!」
「えっ、あ…………私は、《リリル・バードウィル》……よろ、しく」
ちょっとおどおどしている。
それがまたいい!
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