第一話 俺は死んじまった

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「残念ですが、貴方は亡くなりました」  唐突だな、おい!!  ってか、ここは何処だよ?  俺は確か、仕事場で作業をしていたはずだ。  そうだよ、今度のCMに合う曲を作ってくれという依頼で、その曲が完成した所だったんだ。  そんなタイミングで俺は死んだのかよ! 「はい。七十二時間不眠不休の上、食事も取らずに作曲に没頭。完成して気を抜いた瞬間に心肺停止しました」  えっ、俺はそんな無茶をしていたのか!!  いやぁ、気付かなかったわ。  俺は集中すると周りが見えなくなって、完成するまでテコでもその場を動かなくなるからな。  あぁ、そりゃ死んでも仕方ないわ。  三十五歳で命を終えたか、短いか長いかわからんなぁ。  まっさか、童貞のまま死ぬとは……。  そうだ、あんた誰よ? 「私は死後を司る女神です」  まぁ大層ベッピンな女神様だな。  金髪のふわふわロングヘアーだし、スタイルもまさに神がかっているしな。 「そんな……ありがとうございます」  女神様照れたよ!  かっわいいねぇ!!
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