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俺の魔力量はランクSを凌駕しているらしい。
だから、俺の全身の血管という血管が光り輝いているようだ。
よし、これを外に放出するイメージをしよう。
…………
っ!
体が、熱い!!
体が弾けたようだ!!
「きゃぁっ!! この放出量は尋常ではないわ!!」
これはアンナ先生の声か?
俺は目を開けてみる。
すると、俺を中心にして衝撃波が発生していた。
「ハル君、物凄い放出量です!! 私もびっくりしました!!」
「そうなんっすね……! なん、か、体がすっげぇ、熱い!!」
「もう少し我慢していてください! 恐らく体が弾けそうな感覚に襲われていると思います。それを抑え込むようにイメージしてください」
「ういっす!!」
よっし、イメージするぞ!
そうだなぁ……。
抑え込む……どうやって?
これ、結構しんどくて、上手くイメージ出来ないんだけど。
「ハル、頑張れ!!」
「ハルくぅん、がんばれぇぇぇぇ!」
レイとリリルの声がした!
えっ、リリルがあんな大きい声を出した!?
レイだってあんなに大きく口を開いて……。
その瞬間、何故かわからないけど、二人に抱き締められるイメージが沸いた。
まるで、包み込まれているような、そんな感じ。
正直、抱き付くのはリリルだけにして欲しかったが、まぁ男の友情って事でレイに抱き締められるのも止むを得ず許可しようではないか!
すると、体が弾けそうな感覚は一瞬にして引いた。
何て言うか、魔力が俺の全身に吸着したような感じだな。
上手く抑えられたようだ。
「ハル君、早くも魔力瞑想のコツを掴むとは、素晴らしいです! 今、君の魔力は目に見えるオーラとなりました。自分でも確認してみてください」
アンナ先生がにっこりして褒めてくれた。
ふふん、集中とイメージは俺の専売特許ですぜ!
さて、俺のオーラを確認するか。
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