第一話 俺は死んじまった

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「そう祈ります。では最後に注意点です。確かにポイントで貴方は才能などを購入しましたが、貴方の行動次第でさらに才能に磨きはかかりますし、逆に腐りもします。つまり活かすも殺すも貴方次第です」  ……なるほどね。  全て上手くいったらつまんねぇもんな!  でもま、これだけ良いアドバンテージ貰ってるんだし、来世では有効に使わせてもらうぜ。 「よい心掛けです。では、思い残す事がなければ、来世へ旅立ちますか?」  ん~。  俺が最後に作った曲をクライアントに送りたかったけど、無理だよなぁ。 「……申し訳ありません、貴方はすでに亡くなっているので難しいです」  いやいや、女神様が謝る事じゃないさ。  俺の不摂生が原因だし、自業自得さ。  ならしゃぁない、来世へ旅立つよ。 「では、よい来世を……」  ああ、サンキューな、女神様!
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