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「は?鹿原詩学園のパンフレット?」
オレは間の抜けた顔で凛をまじまじと見る。
視界に入る度思うんだけど、ホントにオレの妹は天使だな。
白い肌に長いまつ毛、目尻が上がってて気の強そうなところも可愛くて、桃色の唇は魅惑
的、加えて女性らしい柔らかそうな体。
なんていうか、もうここまで来ると女神すら凌いじゃうよな。
という至極真っ当なことを思っているオレに対し、凛はニコニコと笑みを崩さない。
グハァ…。オレの妹マジ可愛い。
「ねぇ、お兄知ってる?この鹿原詩学園ってねアタシ達の間じゃすっごく有名なの!まさに王道学園ってね!」
お兄呼びマジで萌える。
じゃなくて、凛達の間で王道学園ってことは…。
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