入学

5/32
前へ
/156ページ
次へ
「は?鹿原詩学園のパンフレット?」 オレは間の抜けた顔で凛をまじまじと見る。 視界に入る度思うんだけど、ホントにオレの妹は天使だな。 白い肌に長いまつ毛、目尻が上がってて気の強そうなところも可愛くて、桃色の唇は魅惑 的、加えて女性らしい柔らかそうな体。 なんていうか、もうここまで来ると女神すら凌いじゃうよな。 という至極真っ当なことを思っているオレに対し、凛はニコニコと笑みを崩さない。 グハァ…。オレの妹マジ可愛い。 「ねぇ、お兄知ってる?この鹿原詩学園ってねアタシ達の間じゃすっごく有名なの!まさに王道学園ってね!」 お兄呼びマジで萌える。 じゃなくて、凛達の間で王道学園ってことは…。
/156ページ

最初のコメントを投稿しよう!

535人が本棚に入れています
本棚に追加