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虎太郎『(さて…どうすんだ?ストレート一本じゃ堂々巡りになるぜ)』
大神『…ちっ』
大神は舌打ちをして振りかぶった…
大神『ッ!』
ビュンッ!
ギュルルルルッ!
土生『(またストレートか?ならもう一回ファールに…!)』
クッ…!
土生『…!』
ガキッ…
虎太郎『サード!』
土生はツーシームを打たされ、打球はボテボテのサードゴロ…
東條『…フッ』パシッ!…ビュッ!
パシーンッ!
『アウト!』
虎太郎『(あれだけストレートにヤマ張ってればツーシームなんて対応できないよな)』
その後、大神はフォーシーム主体からツーシーム主体のピッチングに切り替え、後続を抑えた。
その後、両チーム無得点で回は進んだ。
楊家実業は大神のツーシームに手こずり、中々チャンスを作れず…
恋恋も相変わらず虎太郎が勝負させて貰えず、思うように追加点を取れずにいた。
そして、回は6回…
ここまで楊家実業を抑え込んでいた大神に悪夢が押し寄せていた…
虎太郎『(何だかんだで6回…この回と次の回を抑えればコールドだが…)』
大神『…はぁ、はぁ…』
虎太郎『(今までの練習試合で力をセーブしてた所為か…この炎天下でほぼ全力で投げてきた分、疲れが出てる)』
虎太郎『(正直、この回は長くなるかもしれない…)』
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