第2章 新たなメンバー?

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奥居『それはあくまでもリトルとシニア限定の話だぜ~、実際中学野球や高校野球では1人の投手が最後まで投げ切るチーム多数だからな』 虎太郎『なるほどな…よし、とりあえずその友沢と話してみよう』 虎太郎『本当に怪我してるかもわからないしな』 あおい『そうだね』 矢部『友沢くんのクラスなら知ってるでやんす!』 虎太郎『じゃあ、案内よろしく』 矢部『ガッテンでやんす!』 ~~~~~~~~~~ 矢部『確かこのクラスだったでやんす…あ、いたでやんす!』 … 矢部『おーい友沢くんでやんすー!』 友沢『…!』 友沢『お前は…パワフル中の、確か矢部だったか?』 矢部『覚えてくれてたでやんすか!?』 友沢『お前もこの学校だったのか…まぁこれからよろしくな』 矢部『よろしくでやんす!あ、それと友沢くんは何か部活動に入ってるでやんすか?』 友沢『いや』 矢部『だったらオイラ達の野球部に入ってくれでやんす!』 友沢『…』 あおい『(ねぇねぇ…オイラ達って、野球部はこたろーくんが創ったんだよね?!)』 奥居『(まぁまぁ…オイラ達より友沢を知ってる矢部が説得するんだし今日くらいは多めにな…な、虎太郎?)』 虎太郎『(…)』 友沢『…悪いけど、俺は入れない』 矢部『な、何ででやんすか?!』 友沢『すまないが、他をあたってくれ…』 虎太郎『…それは今痛めてる右肘のことか?』 友沢『っ!』 あおい『え、こたろーくんどうしてわかったの?!』 虎太郎『前に言った通りさ、俺は野球やってる奴の体なら色んな事がわかる。利き腕、ポジション、実力、それとどこを怪我しているかもな』 友沢『…そこの奴の言う通り、俺は中学の全中が終わった後、肘がボロボロになっていた』 友沢『原因は3年間連投に連投を続けた結果によるものだった』 友沢『投手としていの誇りを持っていた俺にはあまりにもショックな出来事だった…』 友沢『おそらく、今俺は送球出来る程度にしか出来ない…』 虎太郎『なら、十分じゃないか』 友沢『は?』 虎太郎『お前、打者としても有名だったんだろ?』 虎太郎『なら、野手・友沢亮としての誇りも持っていたんじゃないか?』 友沢『野手…』 虎太郎『それにお前の瞳の中の炎は燃え尽きてないはずだ…』 友沢『…!』
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