第一章 調査 2011年 その3

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オヤジ「半月の話じゃなくてな、伊勢神宮の方だよ。 流石にあそこと比べちゃバチが当たるが、ここも中々じゃないか?」 オヤジが言うのも無理はない。 それくらいこの廃墟、まだ中に入らなくても分かるほど『何もない』のだ。 伊勢神宮は確かに別格だった。 あそこは本当に俗世とは隔離された空間だった。 どれ程参拝者がいても、人で溢れていてもれっきとした神域。神の社に相応しいと思えるほどの場だった。 それとはまた違うがこの廃墟も俗世とはまた違う。 なんというか、ケツの収まりが悪いのだここは。 しいて違いを挙げるなら、 俺「……伊勢はでもどこか温かい感じしたけどな」 オヤジ「そう、だな。ここはなんか『総て拒絶する』って感じだ」 俺「それなんてブリーチの織姫www」 オヤジ「愛染倒したとこでやめてりゃ好きだったんだがなぁ……」 それ、言っちゃダメwww 僕達は基本的に笑えない状況でもボケに行くスタンスですwwwwww
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