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(ご注意:この物語には、異常な亡くなり方をするシーンが多々あります)
鹿児島県の山奥に、S製薬の研究所があった。
この研究所の地下では、極秘で、ある新薬の研究がつづけられていた。
そんなある朝……
研究所の所長でもある加山博士の部屋に、主任研究員の佐藤が飛び込んできて、
「所長、大変でーす!」
のんびりパソコンの画面を見ていた加山は、
「おいおい、そんなに血相を変えてどうしたんだね?」
「さっき第一新薬のサンプルを作成したんですが、念のためコンピューターのデータを確認したところ、レシピの順序が総て逆転していた事が分かりました。これです」
彼は一枚の書類を渡した。
加山は、それを見て愕然とし、パソコンを閉じると、
「しかし、どうしてこんな事が……」
「分かりませんが……産業スパイか、ハッカーの仕業ではないかと……」
「それで、そのサンプルはどうしたのかね?」
「まだ処分せず、冷蔵庫に入れてありますが……」
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