気まぐれジャッジちゃん

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 そんなわけで、ウチは今、スーパーマーケットで『じんるいぜつめつぷらん・つー』を絶賛実行中や。  お、そこの奥さん、ほら食ってみ?  あ、がきんちょ、そないとったらあかん。  ほら、そこのあんちゃん、どや? うまいやろ。  は? ウチは食えんで。冗談きついわー。  くくく。エエでエエで。どんどん食いついてきよる。相変わらずたんじゅんやなー、じんるいは。この行為が、まさかあんたらをホロボすためやとも知らんと。  さあ、今のうちにせいぜい楽しむとええで。この試食コーナーをな!! み~んな、ウチの魔界料理でメタボにしちゃるわ! せかいめつぼうの序曲や。なーはっはっは。  お、またエエカモがきよったで。ほれ、一口どや? ふふん。うますぎてなんも言えんやろ? お。もっといるか~? 「これはアウトね!」  心ん中で笑みを浮かべるウチに聞こえた言葉は、けれど、信じがたいものやった。 「なんやと? もう一度言ってみぃ!」 「これはアウトよ。おいしいけど、塩分が多すぎね。健康によくないわ!!」
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