お姉様のために!!

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「サ〇ーちゃんのステッキ!」 「違う、これは某テーマパークで売ってる魔法学校の模造品」 「行ったの!? 行ったの!?」 「えぇーい! キラキラした目を向けるな、お前の願いはなんだ」 「大好きな姉様の力になりたい! あと、まんがとやらを沢山読みたい!」 「二つもあるのか」 「一つって言わなかった」 「仕方ねーな」  魔法のステッキを振った女神は、ニヤリと笑った。  そう、ニヤリと。  どこかで見たな。  あー。  人間が見てるというインターネットの画面か。  あの人間、湖のほとりで楽しそうに見てたもんなー。  そうして私は光に包まれた。 『対価を頂くぞ』 「だから鯛は」 『もう黙って』
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