12人が本棚に入れています
本棚に追加
/20ページ
「サ〇ーちゃんのステッキ!」
「違う、これは某テーマパークで売ってる魔法学校の模造品」
「行ったの!? 行ったの!?」
「えぇーい! キラキラした目を向けるな、お前の願いはなんだ」
「大好きな姉様の力になりたい! あと、まんがとやらを沢山読みたい!」
「二つもあるのか」
「一つって言わなかった」
「仕方ねーな」
魔法のステッキを振った女神は、ニヤリと笑った。
そう、ニヤリと。
どこかで見たな。
あー。
人間が見てるというインターネットの画面か。
あの人間、湖のほとりで楽しそうに見てたもんなー。
そうして私は光に包まれた。
『対価を頂くぞ』
「だから鯛は」
『もう黙って』
最初のコメントを投稿しよう!