準備は万端

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「いいのよお。 ゴールデンウィークは嫁ぎ先にお泊りする予定しか入ってなかったから。 行くのは明日でも明後日でもオッケーなの。 ちょうど浩司も出張で、ひまだったから嬉しい」 「ゴールデンウィークずっと出張ですか?コージさん」 ボールやラップを片付けながら、そうなのよねと軽く言う美那さんは懐深いというか。 俺ならふて腐れてるよ、きっと。 出来たブツを乾燥しないようにラップに包んでタッパに入れて、と。 マジ助かった。 会社の人にお願いしようかとも思ったんだけど皆それぞれ忙しいんだよね、シーズン的に。 悩みつつ、仕事に追われつつ、ぽこっと時間が出来たんでカナさんに連絡したら、飲みに行くとの返事が返ってきた。 そんじゃ久しぶりに俺も、と飲みに行ったら、これまた久しぶりに飲みに、というか夜食取りに来てたコージさんに遭遇。 コージさん、暫く会社に泊まり込みだそうで目の下クマっちが二匹座ってた。 美那さん。一人でお留守番なんだ。 寂しいだろうな、新婚なのに。 因みに俺はどんだけ遅くなっても帰るけど? 社用車、理由つけて借り出してでも帰ってる。 てへっ! だって心配だもん、なんかあったらどーすんのさ。 おっと。 話が逸れた。
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