妻からの贈り物

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雪乃はそのままその長方形の機械のボタンを押した。 すると、音声が流れ始める。 ジジジ…… 「高松……愛してるよ」 「やだぁ、和之ったら….ここは会社じゃないんだし、愛美(メグミ)って呼んで?」 「あぁ…愛美愛してる」 「和之っ…私も…愛してる…。ね…誕生日プレゼント何が欲しい?」 「そんなの決まってるだろ?愛美が欲しい…」 「そんなのでいいのぉ…?」 「この瞳も栗色の天然パーマの髪の毛も…細い指も胸もお尻も愛美の全てを食べてしまいたいくらい愛しているんだ」 プツッ その音声を俺の身体は冷や汗でビッショリになっていた。 それと同時に吐き気を催し、俺はキッチンに駆け込みシンクに嘔吐した。 そして…シンクには……。 「うあああああっ!!」 「誕生日プレゼントに欲しい物用意するの大変だったけど、喜んでくれると思ったのになぁ」 END
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