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「そう…。私も和之君の事お祝いしたいから少しでも早く帰って来られないかな?」
「そうだな。明日も仕事あるからそこまで遅くはならないよ」
本当にどうしたんだ?
こんな事言ってくるなんて初めてじゃないか…
すると、雪乃はまた可愛い笑顔を見せた。
「良かった…。そしたら、和之君が喜ぶ物用意して待ってるね」
「俺が喜ぶ物?なんだろうな」
「ふふふっ」
俺の心はどうしてこんなにも単純なんだろう。
たったこれだけの事なのに、また雪乃に酔いそうになる。
いや…誕生日が終わればきっとまたすぐ冷めるだろ。
期待しないでおこう。
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