第1章

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「あの、アサカドさん。過去を思い出す事は必要な事でしょうか…。」 永松 宏樹 25歳は不思議そうに安佐門に言った。 「はい。必要な事ですよ。永松さんの事を知る為の情報ですから、出し惜しみなく、どんどん思い出して教えて下さい。」 「あの、僕は死んだのでしょうか、今の状況がまだよくわかりません。すみません…。」 「そうですね。では、まず、今の状況を教えますね。過去を振り返るのはそれからにしましょう。」 ありがとうございますと安佐門に言う永松 宏樹 25歳は見た目通り、人が良さそうだった。 安佐門が説明を始める。丁寧にファイルを見せながら。
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