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(私。興奮している)  ギラリと瞳を輝かせると、先程と同じように指先から入り、ゆっくりと様子を見ながら、手の角度を変えて、秘境の奥地へと深く深く入り込んでいく。 「ふぐぅっ」  流石に初めての太さのものが侵入すれば、異物とみなし行く手を阻むのか、キュッと扉が閉まると同時に、双丘にエクボが出来るのを見て、『人間の体って連携しているんだなぁ』と、冷静に考えている自分が可笑しくて、小さな笑みが漏れた。  男の腰に空いている方の手を添えて、労わるように撫でる。 「ほら。力を抜いて。そんなに締めたら苦しいだけしょう? ね。気持ちよくなりたくないの? せっかくの私からのご褒美よ?」  耳元に息を吹きかけるように囁きかければ、大きく息を吐き出しながら、静かに力を抜いていくのが分かる。  手探りで角度を決め、内壁を傷つけないよう細心の注意をし、尚且つ、快楽のツボを探りながら突き進めば、室内に反響する男のものとは思えない官能的な嬌声。 (これでチェックメイト)  自分の手首までが、彼自身見る事の出来ない大事な部分に沈み込めば、足腰はガクガクと震え出し、一切触れられてもいないというのに、男の象徴とも言えるべき部分は、血液が集中し、今にもマグマが溢れだしそうなほど反り立っていた。
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