第1章 日常

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大牙(たいが)のいる教室はそれほど離れてないのですぐに着いた。 大牙はクラスメイトと話しをしていて遅れていたようだ。 「なるほどな。(くわ)しく教えてくれてありがとな。」 丁度(ちょうど)話が終わったようで、(れん)達に近づいてきた。 大牙(たいが)(あき)らかに、ニヤニヤしている。 「クラスメイトが気になる話をしていたんでちょっと聞いてた。」 「気になる話って?」 「最近の行方不明者の情報。それと行方不明者が、どこに向かおうとしていたかわかった。とりあえずお屋上行って話そうぜ。」 大牙(たいが)はそう言うと、屋上に歩き出す。 (れん)雷牙(らいが)は顔を見合わせながら、大牙(たいが)の後に続くように歩き出した。
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