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心の中で舌打ちをして、無表情を貫き、私は浅い会釈をして先生から立ち去ろうとした。
でも、都築先生は両手を上下させて私の行動を阻止する。
「ちょっと先生邪魔！ どいて！」
「そ、そういうわけには……今、弥生さん物凄くお尻をぶつけましたよね！大丈夫ですか？ 男の僕は何てことないですが、女性であるあなたには……」
こっちは急いでいるのにおっとりとした話し方で、女子生徒相手にお尻の話を始める先生に怒りの感情が込みあがってきて、思い切り睨んでしまった。
こんなの、冷静に考えたら八つ当たりもいいところだ。
でも、私の負の感情は止まらなかった。
「先生、本当に最悪！！ セクハラ！！ どっかいって！！」
「セ、セクハラ……？！」
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