籠の鳥
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「夕月、嘘も突き通せば本当になるというだろ」 「違うわ」 男は首をかしげた。 「人を騙す嘘は本当にはなりません。本当になるのは……自分を自衛、防衛する嘘だけでありんす」 私にとって1日24時間というのは嘘で、36時間にも40時間にもなったように長く重く感じた。 私は いつからこの部屋にいるのだろう この部屋で 彼を待つ 今夜も 美しい着物を羽織ると襦袢のまま 夜空に願いをかけながら、だまって見上げる
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