第2話 秘密の戦士

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美月は走馬に問い詰める。 「きみも見たよね?さっきの」 「あ~はい、びっくりして…ちょっとよくわからないです」 走馬は頭をフル回転させて回答した。 「でも、本当無事で良かった!ここで何してたの?」 「ここで…ですか…えっと…」 「何?もしかして答えられない事をしてたの?」 「いや、あの、虫を!」 「虫!?」 「いとこが今度誕生日で、カブトムシが欲しいって言うから探しに来たんです」 「あぁ…そう…」 「じゃあ僕はこれで失礼しますね!」 走馬は逃げるようにその場から立ち去った。 「ちょっと!」 美月が呼び止める声は聞こえないフリをした。
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