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走馬はベッドに横になり、スマホで新作ウルトラマンのネタバレを探したが、特に何も見つからず寝ることにした。
気がつくと走馬は、異様な空間にいた。
まるで、初代ウルトラマンとハヤタが一体化した時のような空間に。
走馬の背後が輝くとそこには見たこともないウルトラマンが立っていた。
「君が森走馬くんかい?」
ウルトラマンは尋ねてきた。
「そうですけど…きみは?」
「私はパラレル。きみがウルトラマンと認識してる存在に覚知してるだろう」
「確かに外見はウルトラマンっぽいけど、パラレルなんてウルトラマン聞いたことない」
「それはそのはず。私は君たちが認識していない存在だからね」
「なんかよくわからないけど、よくできた夢だな」
「人間にも、夢ということを認識できる力が備わっているのか、驚きだな」
「え?」
「私は夢という概念を通してきみにテレパシーを送っている」
「ダメだ、もう俺にはついて行けないレベルの話だ」
その頃、美月は異様な電波の件を上層部に報告しに行っていた。
しかし、上層部は全く取り合ってくれなかった。
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