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翌日、走馬は昨日見た夢の事をずっと考えていた。
「森くん、今日元気ないね!どうしたの?」
美花が顔を覗いてくる。
「ちょっと変な夢見ちゃってね」
「変な夢?どんな?」
「いや、俺があまりにウルトラマンばっか見てるから夢にまで出てきたんだろうけど」
「森くんらしいね!相変わらずウルトラマン漬けの日々なんだ」
「ウルトラマン漬けって何だよ!」
昨日の夢は友達との笑い話となっていた。
その日は、やたらと地震が多かった。
とはいっても、どれも小さいものばかり。
被害は全く出ていなかった。
美月は単独で電波を調査していた。
美月の電話が鳴る。
「はい美月。こっちは異常ない。そっちは?」
授業が終わり、走馬は帰宅途中。
急に意識が飛ぶと、夢で見た空間にいた。
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