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「あぁー僕のこの気持ちが、あの人にもいっそ感染しないかなぁ...」
べろべろに酔っ払い、私の肩にもたれかかりながら幼馴染みはそう言った。
それは私の台詞だ、と喉まででかかった言葉を何とか飲み込み彼のふわふわな茶髪頭を撫でてやる。
このやり取りもいったい何度目だろうか。
私はどうしてこんな奴に恋をしているのか。
そしてどうして彼が恋しているのは、否してしまったのは、
ーーー現在進行形で私に恋をしている『男』なのだろうか。
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