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木の枝の上に立っていた女…レイナは、地面に降りて、流月達の前に姿を現した。
「あのッ…貴女がこの森の主を操ったのですか?」
「そうよぉ~。」
「…どうして、そんな事を――?」
「ルファウス様からの命令なのよ……シロネ姫…貴女を捕まえたら、多額の賞金が貰えるんですってぇ♪」
「そ…そんな―――!!」
どうやら…クロネがシロネの代わりに女王になった事や、シロネが国を出た事など、感付かれたみたいだ……。
「さぁ…シロネ姫。そんなお子ちゃま達と居ないでアタシと一緒に行きましょ?」
「…お断りいたします」
「そう…それなら仕方ないわね……」
レイナは、背後から大きなオノを取り出した!!
「お子ちゃま達は排除させて貰うわ…それがイヤなら大人しく捕まる事ね!!」
「………!?」
流月は、シホと芽依の2人を庇う様に立った。
「なっ……?」
「流月!?」「メポ子ちゃん!?」
「2人は先に行って…!!このイカれた
オノ女は、流月が叩きのめすメポ…!!」
「…分かったの」
「流月…信じて待ってるわ!!」
流月を独り残して、芽依とシホは洞窟へ向かった!!
「アンタが相手なの~?まぁ…良い賞金稼ぎにはなるかしら?」
流月は身体をひねって、軽くストレッチした。
「さて…ひと暴れするメポよ!!」
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