23人が本棚に入れています
本棚に追加
/205ページ
取り敢えずアンズたちは、真依家へ移動して話を聞くことになった。
「芽依、私たちはこれから大事な話をします。だからお庭で遊んでてね?」
「えぇ~っ、メイもお話聞きたい!」
「芽依……」
真依が困った顔をしていると…。
“主様を困らせてはいけませんよ、芽依様”
双子の(見た目はハムスター)召喚獣、風太と鈴花が出てきた。
鈴花は言葉遣い丁寧で落ち着いた姉。
風太はやんちゃで、誰にでもタメ口をきく弟だ。
「あぁ―ッッ!! お前らはハムスターズ!!」
“私たちはハムスターじゃないですわ!! 真依様の守護獣ですっ!!”
“全く…失礼なヤツだな!!”
「あははッ♪ お兄ちゃんがふーたとりんかに怒られてる~!!!!」
「情けないメポ」 「………」
「風太…鈴花。少しの間芽依の事をお願い出来るかしら?」
風太は、やれやれ…と溜め息を吐いた。
“…仕方無い、少しだけ遊んでやる”
「…ホント?! わ~い♪」
“行って参ります、真依様”
「…ありがとう」
3人(1人と2匹)は部屋から出て行った。
――部屋が静かになって、真依がようやく口を開いた。
最初のコメントを投稿しよう!