第4話

2/8
23人が本棚に入れています
本棚に追加
/205ページ
「さっきは妹の芽依を助けてくれてありがとう…」 「いやぁ~、あんなのはお安いごよウッッ??!!…痛ってぇな!! 何すんだよメポ子ッ?!」 アンズは流月に思いっ切り足を踏まれた…。 「助けたのは黒兄と流月メポ!!」 真依はクスクス笑った。 「…2人とも変わらないね。私がギルドを抜けて…皆とこうやって逢うのは1年ぶりかな?」 「多分、その位だ…元気そうで良かったよ」 「………うん」 真依の表情が、少し曇った…。 「…何が遭ったのか、教えてくれないか?」 「分かった…」 真依はため息を吐き…真実を話し始めた――。 「さっき…カイトが私の所へ訪ねてきたの」 「………カイト!?」 「……って誰メポ?」 「あれ…メポ子知らなかったっけ?」 皆の表情は、どこか寂しげだった。 「…仲間だったんだ、昔な。」
/205ページ

最初のコメントを投稿しよう!