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【数年前】
「あ…暗黒騎士だって!?」
「暗黒騎士が何か分かってるのか!? 人の命を何とも思って無い奴らなんだぞ!」
「あぁ…そうだな」
「カイト…それが貴方の答えなの?」
カイトは“無能力者”だったが、剣の使いは誰よりも(アンズよりも)長けていた。
しかし―――。
「そうさ…俺は例え禁忌だとしても“能力”が欲しかったんだ」
「待って…まだ間に合うわ!! お願い、戻って来て…!!」
「ふっ…真依、俺と一緒に来ないか…?」
「(……ビクッ!!)」
「汚い手で」 「真依に触るな!!」
アンズと黒蝶の2人が、真依の前に立ってかばった!
「お前はもう俺達の仲間じゃない…!! このギルドから今すぐ出て行け!!」
「…………」
「(…カイト―――)」
こうして、カイトはアンズ達の敵となった…。
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