第4話

5/8

23人が本棚に入れています
本棚に追加
/205ページ
「…そのカイトが、この村に来たのか」 「うん………」 【数時間前】 「真依って、村長さんだったんだ…?」 「…何しに来たの、カイト」 その名前を呼んだのは、何年ぶりだったろうか? かつて、ギルドで共に戦った仲間…。 今は闇のオーラに包まれ…敵と化した暗黒騎士・カイトが村へ現れた。 「召喚士のキミに…協力して欲しいことがあってね」 「……断るわ」 何だか嫌な予感がして…真依はすぐ断った……すると。 「断わる…?…これでも?」 ―――ド―――ン!!!!!! 「…………!?」 「キャアアア―――!!!!」 「助けて―――!!!!」 村から悲鳴が……!! 巨大な魔獣が村に送り込まれ、大暴れしている!! 「なっ…何するの!? やめて――!!」 カイトは、不気味な笑みを浮かべた…。 「…この村が崩壊する前に“協力する”と一言言えばいいのさ。どうする、村長さん?」 「(…こんな人に 協力なんて出来ない!!)」 ――と、その時。 “真依っ!!” “真依様には私達が居ますわ!!” 「風太…鈴花…!!」 ――私は…独りじゃない!! 「…このバカと魔獣を、村から追い出すわよ!!!!」
/205ページ

最初のコメントを投稿しよう!

23人が本棚に入れています
本棚に追加