第5話

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「…………ハッ!?!?」 流月は目を覚ました。 まだ夜は明けていない…。 「(…何だ…夢か)」 「お姉ちゃん…なの…ぐー…」 流月は、隣でぐっすり眠っている真依と芽依の寝顔を見た。(芽依は真依にしがみついている) “貴女には 家族が居るから―――” 「クスッ…(良いな――私にもこんな家族が……)」 ―――ギッ――ギシッ。 「………!?」 微かだが、怪しげな音が聞こえた…。 「(……泥棒?)」 流月は、真依と芽依を起こさない様に、そーっと部屋を出た。
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