第6話

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この村で、真依とはお別れになる。 ……その代わりに。 「えっ!?メイが…お兄ちゃん達と一緒に行くの?」 「…芽依はまだ外の世界を知らないでしょう?アンズ君たちと一緒に行きなさい。そして色々学んで来なさい」 「お姉ちゃんは?一緒に行かないの?」 「…私は、村長だから。それに…またいつカイトが戻って来るか分からないし」 カイトは偽物の宝珠を持って行った。 それに気付かれ、また村を襲って来るかも知れない…。 「メイはお姉ちゃんと一緒が良い!!」 真依は、芽依と同じ目線に屈み…手を握った。 「いい?芽依…。今度敵が襲って来た時、私は貴女を守れるか分からないの…だから、アンズ君達と一緒に行って欲しい」 「なるほど…この村に居るより、俺達と一緒に居る方が安全って訳か」 「…確かにそうメポね」
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