第6話

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「…風太、鈴花。」 “はい、ご主人様” 双子の召喚獣・ハムスターズ(アンズ命名)が、現れた。 「あなた方の、どちらかが芽依と一緒に行きなさい。」 “仕方無いなぁ…ボクが行ってやるよ” 「ありがとう、ふーた」 “おう、任せとけ” 「皆に神のご加護があります様に――芽依、これを貴女に……」 真依は、芽依にあの指輪を渡した。 「あっ…その指輪――!!」 「メイが持っていて大丈夫なの?」 「今は芽依が持っている方が安全なの。これは大事な指輪です。大切に扱いなさい」 「…う…わ、分かりましたぁ…」 ―――ピロリン♪ アンズ達のスマホが鳴った。 【芽依さんを、アンズさんのギルドメンバーとして、正式に承認しました】 「み、みなさん…よろしくお願いしますなの…」 「そんなに緊張しなくても大丈夫だぞ」 「そうメポ♪ キャプテンが、ヘタレアンズっちだし…」 「おい…誰が何だって!?」 「…ぷぷっ――あははっ♪」 アンズ達の様子を見て、真依は少しほっ…とした。 「…ま、大丈夫そうね?」 “…鈴花は少し心配ですわ(溜息)”
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