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「…風太、鈴花。」
“はい、ご主人様”
双子の召喚獣・ハムスターズ(アンズ命名)が、現れた。
「あなた方の、どちらかが芽依と一緒に行きなさい。」
“仕方無いなぁ…ボクが行ってやるよ”
「ありがとう、ふーた」
“おう、任せとけ”
「皆に神のご加護があります様に――芽依、これを貴女に……」
真依は、芽依にあの指輪を渡した。
「あっ…その指輪――!!」
「メイが持っていて大丈夫なの?」
「今は芽依が持っている方が安全なの。これは大事な指輪です。大切に扱いなさい」
「…う…わ、分かりましたぁ…」
―――ピロリン♪
アンズ達のスマホが鳴った。
【芽依さんを、アンズさんのギルドメンバーとして、正式に承認しました】
「み、みなさん…よろしくお願いしますなの…」
「そんなに緊張しなくても大丈夫だぞ」
「そうメポ♪ キャプテンが、ヘタレアンズっちだし…」
「おい…誰が何だって!?」
「…ぷぷっ――あははっ♪」
アンズ達の様子を見て、真依は少しほっ…とした。
「…ま、大丈夫そうね?」
“…鈴花は少し心配ですわ(溜息)”
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