第6話

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「…ここにいらっしゃいましたか、シロネ様」 「………ハッ!?」 振り返ると、家臣・オルタナが居た。 「良かった…無事だったのですね」 「…皆が心配しております、城へお戻り下さい」 「………!!」 シロネは、オルタナからバッ!!!!と離れた…。 「シロネ様…?どうしましたか?」 「…貴方、誰!?」 「何をおっしゃいますか?私はオルタナ……」 「いいえ…オルタナは私を城から逃がしてくれたではありませんか!! それなのに何故また城へ戻れと――」 シロネは、オルタナの顔をじろり…と睨んだ。 やっぱり…無い。 大好きな、じぃじの顎のホクロが…。 オルタナは、ククク…と不気味な笑みを浮かべた。 「全く…頭の良いガキは苦手だなぁ…」 偽オルタナは、黒魔術師の姿に変わった!! 「やっぱり…偽物!! オルタナは無事なのですか!?」 「…さぁ?知らないな…」 黒魔術師は、ニヤリ…と笑った。 「一緒に来てもらおうか…暴れたりしたら、命の保証は無い」 「―――ッ!?!?」 助けて……流月―――!!!!
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