第7話

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「…何だ、その件でこの街へ来たのかい?それだったら―――」 「……ごくっ」 「…もう解決したよ」 「……へ?」 「つまり…もうシロネ様は見付かったのさ。だから帰った、帰った」 「エェ―――ッ!?!?」 「ま…まぁ、無事だったなら、良かったじゃないか!!…なっ、メポ子!!」 しかし…流月の表情はまだ険しいままだ。 「(…おかしいメポ。 解決したのに、何故城は黒いままメポ?…何故妹のクロネ様が女王を継承する事になっているメポ?)」 「…おーい、メポ子?聞いてんのか――?」 「……お兄ちゃん。」 ずっと黙っていた芽依が、アンズの服をぐいぐい引っ張っている。 「……お?どうした、芽依?」 「…あのおばさん、嘘ついてるの」 「………え?」 「えっとね、正しく言うと“魔力”に操られて、嘘を吐いてるの」 芽依の目が青く光っている…。 「おっ…おい、どういう事だよ…ハム太?」 “ボクは風太だ!! コホン…メイの能力【見破り】。 嘘を吐いてる人に反応して、その嘘を見破る事が出来るんだ” 「…………!!」
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