3166話 《ジュンが生きていれば異世界10日目》

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レイがごそごそバックから本を出す。 「おい!昨日と数字が違うぞ。」 昨日のD21≧1からD21≧1←→1に変わっていた。 『シンは生きてるやがる。 異世界のどこかにいる!』 「クリアスキル1の本じゃねーか?懐かしいな!」 『おまえこの本知ってんのか?』 「あー!昔オレ達も探したりしたんだ。 途中で辞めたけどな。」 『その探してる中にR35064とR4って書いてあるスキルの本がなかったか? もしあったなら、その意味を知ってるか?』 「いやーわからん! 昔集めはしたが、スキルを使ってないからななんともだ。」 『そうか!オレらには、それが必要なんだ! それを使わないといけない!仲間の為に!』 「オレと、冒険したキッドも仲間の為にってよく言ってたぞ! もう行った方がいんじゃないか?」 『ジャイロって言ったな。 じゃあ、ジャイだな!ジャイ!この借りは必ず返す。』 「気にすんなよ! みんなの異世界だ仲良くやろう。」 オレは逃してくれる心優しいジャイと握手した。 『みんな行くぞ!あの木の麓に。』 そう言うと全員で立ち上がり、それぞれがジャイのグループに、お詫びと感謝の挨拶をして村を出た。 …R35064スキル!まってろよ! 「異世界で同姓同名なんてあるんだな?」 カズキとミズーが走りながら寄ってきた!     
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