『伝説の秘宝！遂に我らの手に！？』

７０個の小さな玉が、まるで共鳴しあうかのように、黄金に輝く。

「我らの願いを叶えたまえ！！出でよ！
─── シェンローーン！！」

皆を代表して、本ﾌｪｽ展開知舞踏会の司会者ポメさんが、声を張り上げる！

── するとまだ昼間だと言うのに、辺りが暗くなり、光る玉達が更に耀き、一筋の光りが天に昇る。

《ドンナ願イデモ １ツダケ 叶エテヤル。サア！願イヲ言エ》

光りはやがて龍になり、願いを言えと言ってきた。

皆はそれぞれ周囲に居るものと顔を見合せ、頷き…

『スーパー紗瑠ﾝ人を生き還らせて下さい！！』

──── そう叫んだ。
………若干叫んだ後に『ｷﾞｬﾙのﾊﾟﾝﾃｨｰ……』と呟く者達が居たが。

《簡単ナ事ダ、ヨカロウ！タダシ、『本ﾌｪｽ展開知舞踏会』ニ参加スル者達ガ７０人ヲ越エタラ叶エテヤル》

─── そう言って、龍は願いを叶えずに勝手に帰り、苦労して集めた玉達も、また何処かへ飛んで行ってしまった。