第1章 異世界から人間がやって来た日

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第1章 異世界から人間がやって来た日

(??ここはどこだ...?) 周りを見回しても闇が続いている。 (俺は確か...学校から家に帰る時に公園からボールを追いかけて出てきた子供が道路に飛び出して...あぁ。思い出した。俺、死んだんだ...) その時、突然眩しい光に包まれた。 (眩しっ!) 思わず、目を閉じる。 しばらくして、目を開けてみると周りは光で包まれている。 ?「君が、夜桜 黒羽-よざくら くろは-か?」 突然、自分の名前が呼ばれた。 黒「...そうだけど、アンタは?」 自分の名前を呼ばれた方を見てみると白い翼が生えている男(?)がいた。...コスプレか。 ?「俺か?俺の名前は、ミカファールとでも呼んでくれ。後、コスプレ(?)でも無いし、男だ。」 黒「...そうか、男だったんだな。所でここはどこなんだ。そして、俺は何故、ここにいるんだ?」 ミ「ああ、ここは天界。次にお前が何故、ここにいるかと言うと、お前に異世界に行って、世界を救って欲しいからだ。」 は?展開?伊勢海?なにそれ、美味しいの? ミ「ふっ...伊勢海ではない。お前が住んでいた世界とは異なる世界だ。それで、お前には魔王になって救ってほしい。」 あー...その異世界ね。って、魔王? 黒「笑うな。と言うか、魔王?勇者じゃなくて?」 ミ「すまない。勇者じゃなく魔王だ。」 黒「あの、角が生えていて(?)魔族とかの上に立つ人に俺がなれと?」 ミ「あぁ。お願いしたいのだが、いいだろうか?」 黒「え、嫌だ。だって、めんどくさいもん。」 ミ「そこを何とか頼む!!面倒くさがらずに!」 黒「えー。他の人にやってもらえばいいじゃん。」 ミ「そうしたいのは山々なんだが、大天使様に黒羽にしか出来ないと言われたんだ...」 黒「そうなんだ。てか、名前呼びすんな。」 ミ「え...ダメだったか?」シュン... シュンとすんな!俺が悪いみたいじゃないか... と言うか、幻覚かな?ミカファール...長いな。ミカでいいや。ミカに犬の耳と尻尾が見えてきたんだが... 黒「わ、分かったから、シュンとすんなよ。」 ミ「っ!ありがとう!助かる!」パァーッ やべぇ...尻尾をめっちゃ振ってる。 ミ「それでは、お前に神の御加護を...」 黒「うわっ!」 また、突然眩しい光に包まれた。
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